二度目のチャンス
友人が到着し、問い詰めると、「断られるのが怖かったから、理由付けで、こうなっちゃった・・」とのこと。
先行き不安な旅行になりました。
彼は私を紹介されていると思い込んでいるので、何かにつけて横に来ては話しかけてきます。
それを見て友人は不機嫌になるし、私もどうして良いのか分からず疲れ果てていまいた。
そんな私を見て、察してくれたのか、彼から「なんか、変だよね。事情があるの?」と聞いてきてくれまいた。
疲れ果てていた私は、この状態から逃れるために全てを話しました。
彼はすぐに状況を把握してくれて、上手に対応してくれました。
おかげで2泊3日の旅行は無事に幕を下ろしました。
空港で別れるときに、もう二度と会うこともないと思うと、すごく淋しい気持ちになりましたが、友人の好きな人です。
何をすることも出来ずまま、彼とは別れました。
それから、すぐに告白をした友人は彼に振られ、彼の話題が出ることはなくなりました。
しかし、私の中の彼は日に日に大きくなるばかり。こんな二度と会えない片思いなんて意味のないことはやめて早く前に進まなきゃと思えば思うほど、気持ちは募るばかりだったのです。
時は経ち、数ヵ月後、姉が結婚式がありました。姉の花嫁姿や、結婚式での幸せそうな顔を見ていると、私も真剣に恋愛してみたいという気持ちになっていました。
そろそろ三十路を迎える私の背中を押すように、一歩前に踏み出す気持ちにしてくれました。気持ちも高ぶり、お酒も手伝ってハイテンションになってしまった私。
気持ちが悪くなってしまい、式場の外で涼んでいると、
「大丈夫?気分悪いの?」と声をかけてくれる男性がいました。聞き覚えのある優しい話し方に、はっとし、顔を見ると、ニコリと笑う彼が立っていたのです。
なんと、義理兄さんの友人だったのです。
長い間、義理兄さんとも親しくしていたのに、一度も会うこともなかった私達。こんなところで再会できるなんて・・。
これは、運命の出会いだと思いました。
一度目の出会いは失敗に終わっていた私達に、二度目の出会いの機会を与えてくれた神様・・いや、姉と義理兄さんに感謝の気持ちでいっぱいです。
今、彼は私の旦那様。二人の子供にも恵まれ、幸せいっぱいの私です。
運命の出会いって、一生に一度くらいはあるものなんですね。
運命の出会いを見逃さぬよう、アンテナを張ることって大切ですね。
この出会いが、本物の運命でありますように・・。